私の感性の乏しさ

皆様おはようございます! 和歌を愛する平井仁子(きみこ)です。
 
お香の会シリーズ、ラストです!
私はどちらかというと、感性が豊かだねと言われます。
すぐ感動して泣いてしまいますし、「有り難いなぁ」「幸せだなぁ」と口にすることが多いですし、笑いの沸点が低いので(笑)。
ただ、「あ、私の感性の乏しさが露呈してしまった。。。」という場面がありました。
お香の会にありました、抹茶をいただいた後の釜・棚・水指・蓋置・茶器・茶杓などの拝見の場面で、参加されていた方々がもの凄く感動されていたんです。
「珍しい茶杓ね。こんな形、初めて!」
「この◯◯良いわね」
「薩摩のお茶碗にしては、◯◯ね」
など、嬉々として話していらっしゃいましたが、全然話に付いていけず。。。
さらに、お茶会の会場を出た時、近くのお寺で弁財天を祀っていることがわかると
「弁天様♡」と嬉しそうに仰っている貴婦人がいらっしゃいました。
要は、ものごとの背景や価値をご存じだと感動できて、私のように知らないと「へー」で終わってしまうんだなと思いました。
せっかくなので、なぜそんな風に興奮していらっしゃるかお伺いすれば良かったなと反省しました。良いチャンスだったのに、もったいないことをしました。
逆に、私が異様にテンションが上がったものがあります。
それは、この「にじり口」!!

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いつか、このにじり口から入ってみたいと思っていたので、その夢が叶って興奮しました☆
この「にじり口」は千利休が考案しました。茶室に入れば天下人(織田信長)だって商人だって平等、茶室には刀を置いて入る。という意味があります。
帯刀したまま入ろうとすると、引っ掛かって入れないのでしょうね。
残念ながら今回は帯刀して入る方がいらっしゃらなかったので、それは確認できませんでした(笑)。ただ、着物の女性は帯枕がよく引っ掛かって大変です。
もし「にじり口」から入るのが初めてで、その意味をご存知無い方がいらっしゃったら、もったいないなーと思います。(お香の会はお茶の道のベテランの方ばかりでしたので、皆さん慣れてました)
私は何でも感動できる豊かな感性が欲しいです。
小さなことに毎日のように驚きと感動を覚える人は、いつも幸せに生きることができる。

大きなこと、滅多にないことにしか、感動できないなら、幸せは滅多に来ないことになる。」

もっともっと、ものごとの背景や価値を学んで感動できる「幅」を広げようと思います。
ちなみに、弁天様♡は商売繁盛や豊作、勝利のご利益がある他、その美しさが魅力なようです。(七福人の唯一の女神)

感性の足りぬ場に行き恥ずかしく
学ぶ気持ち増し有難きかな
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 今日も一日、あなたがイキイキと生きられることをお祈り申し上げます✨
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