2022年7月9日 / 最終更新日時 : 2025年6月25日 平井仁子(きみこ) 人生の節目と家族のうた 源実朝「いとほしや 見るに涙も とどまらず 親もなき子の 母をたづぬる」 源実朝の歌のなかで、特に心に響いた歌をご紹介します。 孤児を見て詠んだ歌とのことです。 詞書(ことばがき) 歌の説明として、『金槐和歌集』にこのように書かれています。 道の辺(ほと)りに幼き童の、母を尋ねていたく泣くを、 […]