佐久間象山「みちのくの、、、」
皆様おはようございます
(長野県にて)
長野県への旅で、佐久間象山(さくましょうざん/ぞうざん)を祀っている象山神社に行ってきました。
佐久間象山は幕末の思想家、発明家です。
江戸の末期、儒学の第一人者・佐藤一斎に詩文・朱子学を学び、山田方谷と共に「二傑」と称されました。水戸の藤田東湖(ふじたとうこ)とも交流があったそうです✨
事前にネットで面白い情報を勉強して、行きました。
吉田松陰は佐久間象山の弟子でした。
そして吉田松陰が黒船に乗り込もうかを佐久間象山に相談したところ、「普通に黒船で渡航しようとすると罪になる。漂流したことにして、助けてもらって渡米しては?!」という助言を貰ったとのことでした。
象山神社でお務めされていらっしゃった女性に質問したところ、わざわざ宮司さんに確認してくださいました。
「ジョン万次郎という、実際に漂流して渡米した人がいるから、そういう説もあるみたいだよ」とのことでした(o^^o)
佐久間象山先生は知恵のある方ですねー。
さて、その佐久間象山の和歌をご紹介します。
みちのくのそとなる蝦夷のそとを漕ぐ
舟より遠くものをこそ思へ
陸奥(みちのく)は、東北地方の太平洋側。その外にある蝦夷(えぞ)は北海道。そのさらに外側は北方領土ですね。
北方領土に漕いで行く船よりももっと、遠くを考えると述べています。
つまり、日本の外の国々に狙われていることをご存知で、案じられているのだと思います。当時にしては珍しく、世界情勢に感心をもたれていたのでしょう。
我々も、世界情勢に思いを馳せて、安全保障を強化していきたいです。
最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。
今日も一日、あなたがイキイキと
生きられることをお祈り申し上げます✨