昭憲皇太后「茂りたる、、、」
皆様おはようございます☀️
今日は昭憲皇太后(しょうけんこうたいごう)の御歌です。
昭憲皇太后は、明治天皇の奥様です。
茂りたるうばらからたち払ひても
ふむべき道はゆくべかりけり
まずはヒント!
うばらは茨(いばら)のこと。
からたちは枳殻(きこく)という、よく生垣に使われるトゲがある植物です。
そして、この御歌のテーマは「義」でした。正義の義ですね!
私流の訳だと、こんな感じになります。
どんなに進むのに困難な道であっても、敵対する者を倒してでも、正義の道を進むべきだったのだ。
「べかりけり」を過去形で訳しました。~するべきだったことを、実際になさったのか、なさならかったのか、確定できないですが、なさったと思います。
昭憲皇太后の御歌は、明治天皇の御製と似ていて、教訓のメッセージになっている和歌が多いんです。
なので、ご自身も正義の道を貫き、人々にもそれを勧めていらっしゃると感じます。
《以下、今朝の投稿から追加》
上記の投稿をした後、東大受験の挑戦をしているうちの主人が、アドバイスをくれました。
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「けり」は和歌中では、過去じゃなくて詠嘆の意味になる。(~だなぁ、などと訳す)
「けり」を過去で訳す場合は「伝聞過去」意味。
自分で体験をした過去は別の助動詞の「き」を使う。
「き」の意味は「体験過去」
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古典文法の勉強が甘くてごめんなさい。
もう一度訳してみます。
どんなに進むのに困難な道であっても、敵対する者を倒してでも、正義の道を進むと良いでしょう。
ちなみに、明治神宮のおみくじで、この御歌が出ることがあるようです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
今日も一日、あなたがご自身の正義を貫いて生きられることをお祈り申し上げます✨