一休「とし毎に、、、」
皆様おはようございます
最近、縁があって般若心経について勉強しています。
そこで、般若心経に関わる和歌が無いか探しました。
高神覚昇著『般若心経講義』に、一休さんが詠んだ和歌がありました。以下は一部、わかりやすく変えています。
ある山伏(荒くれ者の修行者)が、仏法(仏の悟った真理)はどこにあるかを一休和尚に問い詰めた。一休和尚は「胸三寸(私の胸の中)に在る」と答えた。
すると、その修行者は「それならば、拝見いたそう」と言って懐から小刀を取り出して、和尚に詰め寄った。和尚は一首の和歌を詠んで対抗した。
とし毎に咲くや吉野のさくら花
樹を割りてみよ花のありかを
毎年春になると花が咲く吉野の桜であるが、春以外は花はどこにあるか。樹木を割って探してみるかい。割ったところで出てくるわけがない。仏の真理は目で見えるものでは無いのさ。
この和歌によって一休は命拾いし、さらにこの山伏が一休の弟子になったそうです。
物語っぽいのでフィクションかもしれないですけどね。
最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。
今日も一日、あなたがイキイキと
生きられることをお祈り申し上げます✨