明治天皇「さまざまの、、、」
国文研合宿では、毎朝、唱歌を合宿しています。今回、和歌と唱歌を結びつけて味わうことができましたので、ご紹介しますね。
「虫のこえ」という唱歌はご存じでしょうか。
あれまつむしが ないている
チンチロチンチロ チンチロリン
あれすずむしも なきだして
リンリンリンリン リインリン
あきのよながを なきとおす
ああおもしろい むしのこえ
キリキリキリキリ こおろぎや
ガチャガチャガチャガチャ くつわむし
あとからうまおい おいついて
チョンチョンチョンチョン スイッチョン
あきのよながを なきとおす
ああおもしろい むしのこえ
面白い歌詞ですよね^ ^
これって、とっても日本らしい文化の味わいだと思います。
海外の方は、虫の音を聞いても綺麗とは思わず「煩い雑音だな」と感じてしまうそうなので。
さて、この唱歌と繋げて味わうと良いのが明治天皇の御製。
さまざまの虫のこゑにもしられけり
いきとしいける物のおもひは
様々な虫の鳴き声を聴いていると、生きとし生けるものの感情が伝わってくるよ。
とってもお優しいですよね。
「一寸の虫にも五分(ごぶ)の魂」と言いますが、小さな者・弱い者にも情けをかけるのが、日本人らしさですね。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
今日も一日、あなたがイキイキと生きられることをお祈り申し上げます✨
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