(幕末志士)我が胸の燃ゆる思ひに比ぶれば 煙は薄し桜島山 平野国臣

鬼滅の刃の煉獄さんのように
心が燃えている人へ

我が胸の
燃ゆる思
比ぶれば
けむりは薄し
桜島山さくらじまやま
 平野国臣くにおみ

現代語訳

私の胸の燃えている想いの火と比べたら、(雄大な活火山である)桜島山の煙も薄く感じる。

古典文法・古文単語解説

思ひ
昔から「思ひ」の「ひ」は「火」との掛詞に使われていました。
ここでも「燃ゆる」なので、掛詞となっています。

桜島山
鹿児島市の対岸にある火山。
もともとは火山島であるが、有史以来しばしば噴火し、大正三年の大爆発で南東部は大隅半島と陸つづきになりました。

31音(おん)口語訳

我が胸の
燃える炎と
比べると
桜島でさえ
煙は薄い

和歌を味わう

平野国臣は幕末に日本を護るために奔走した志士です。
福岡市には平野国臣を祀った平野神社や銅像があります。

私は鹿児島県に行って桜島を見たことがあるのですが、
もくもくと大きな煙を出していて、本当に雄大でした。

自分の想いの熱さを喩えるにあたって、
国臣は自分が知る限り一番熱いものを取り上げたのでしょうね。

 

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

今日も一日、あなたがイキイキと生きられることをお祈り申し上げます✨

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