「ことわざ・慣用句・故事成語・四字熟語」が好き過ぎる
小1の娘に「”親しき中にも礼儀あり”って言葉があってね・・・」と語った際に、
「あ、これって母から教わった言葉だ!」って思い出しました。
私は小学生のころから人よりも「ことわざ」などが好きなタイプで、
中学生か高校生のころには自分でこんな本も買って、
嬉々として読んでいました。
目次
慣用表現はご先祖様からいただいた「知恵」
私にとって、「ことわざ・慣用句・故事成語・四字熟語(以下、慣用表現)」などは
ご先祖様たちが「これはためになるよ。これは面白いよ」と思って
後世に語り継いで下さった「知恵」です☆
生きていく中で、慣用表現を心に思い浮かべて
導いてもらった回数は何千回もありそうです。
「導いてもらう」ってどういうこと?って思われそうですね。
例えば「坊主憎けりゃ袈裟(けさ)まで憎い」。
(意味:その人を憎むあまり、その人に関係するすべてのものまで憎くなることのたとえ。
「袈裟」はお坊さんが来ている衣服です。)
人間は好きではない人の言動にはついつい、
ネガティブな先入観を持ってみてしまうと思います。
しかし、その人が好きではなくても、良い言動には良いと、
是々非々で判断したいものです。
なので戒めとして、自分に言い聞かせることがあります。
あるいは、慣用表現に慰めてもらえることもあります。
例えば「暖簾に腕押し」。
(意味:力を入れても少しも手ごたえのないこと。張り合いのないことのたとえ。)
誰かに不満を訴えた際に、相手がのらりくらりと交わしてイラっとしたら、このことわざを思い出します。
昔から、「暖簾に腕押し」な対応をされて困った人は山ほどいるんだろうな・・・と考えるんです。
すると、「私だけが苦労しているのではない」と、慰めてもらえます。
慣用表現ラブな家系
多くの人にとって、慣用表現は
「暗記しないといけなかった、面倒なもの」というイメージがあるかもしれません。
私は慣用表現に対する
自分の高い熱量と
世間の人々との冷ややかな態度のギャップに驚き、
良さを伝えていきたいなと感じました。
母に電話で確認したところ、
母もやはり、慣用表現ラブな人でした。
母の母も慣用表現ラブだったようです。
いつか動画か何かでも語っていきたいのですが、
とりあえず好きな慣用表現を載せてみます。
好きな慣用表現
ごめんなさい。意味は載せていません💦
気になる語はコピペしてWeb検索してみて下さい。
自分を導いてきた慣用表現(主に行動の勇気づけ)
若い頃の苦労は買ってでもせよ
(小学生のころ、迷ったら挑戦するようにしていたのは母から教わったこの言葉のおかげだと思います。)
かわいい子には旅をさせよ
(この言葉を聞いて、親は自分が挑戦すると喜ぶな~という印象を持っていました。)
思い立ったが吉日
(この言葉のおかげで行動力がつきました♪)
鉄は熱いうちに打て
(「今だ!」と思って行動するスピードが増しました)
百聞は一見に如かず
(見に行こう!会いに行こう!という原動力になります。)
為せば成る
(自信が無いことに挑戦するときの勇気づけに使いました。)
情けは人のためならず
(積極的に人様に親切なことをして差し上げようという気持ちになれました)
出る杭は打たれる
(俗語?で「出る杭は打たれる。されど、あまりにも出過ぎた杭は打たれない」というのを聞いてから、そっちを自分の励みにしました)
巧遅(こうち)は拙速(せっそく)に如(し)かず
(完璧主義なところがある私でも、上司に早く途中経過を報告できていたのはこの言葉のおかげ)
鶏口となるも牛後となるなかれ
(何かのリーダーに立候補する際に勇気をもらえた言葉)
塵も積もれば山となる
(「ちょっとだけやってもな~」という気持ちになったときに言い聞かせた言葉)
故郷に錦を飾る
(「いつか故郷に錦を飾れる人間になりたい」という理想が、自分を高めてくれました。まだ飾れてないけど。)
孟母(もうぼ)三遷(さんせん)の教え
(子供たちの将来のために何かを行動しようか迷ったときに、背中を押してもらっています)
自分を導いてきた慣用表現(危機管理力アップ)
安物買いの銭失い
(この教訓は活かし切れていませんw)
親しき中にも礼儀あり
(甘え過ぎないように思えました。)
仏の顔も三度
(普段優しい母が怒り出した片鱗が見えた時に、「やべっ!」って思い出しました)
触らぬ神に祟りなし
(機嫌が悪い人を見かけたときに、そっと離れようと思いました)
三寒四温
(超実用的です!3月は「温かくなってきたな」と思っても、数日後には冷えるので要注意なんです。うっかり上着を忘れて寒い思いせずに済んでいるのはこの四字熟語のおかげ!)
喉元過ぎれば熱さを忘れる
(そのまんま、「熱さ」への危機管理で思い出します。それでもたまに鉄鍋などに触れちゃいますw)
羹(あつもの)に懲りてなますを吹く
(上のことわざと真逆で面白いですよね。「ビビり過ぎないようにしよう!」と言い聞かせて、2つのことざわでバランスを取っています。)
論より証拠
(人を説得する際に、根拠を述べることを意識できました)
自分を慰めるのに使ってきた慣用表現
他山の石・反面教師
(誰かの言動に嫌な思いをした時に、「自分はああなるまい」という学びにしました)
待てば海路の日和あり
(待たなきゃいけないときの慰めの言葉)
雨降って地固まる
(誰かと仲が悪くなってショックを受けた時に自分に言い聞かせました。)
子孫のために美田を買わず
(実家が裕福ではなかったのですが、それが逆にいいんだ!と思えました。)
井の中の蛙・上には上がある
(高校では文系で学年トップだったのですが、大学に進学してからは優秀な人が多くて、思い知らされました。)
杞憂(きゆう)
(未来のことを心配した際に「きっと杞憂だ」と言い聞かせていました)
断腸の思い
(講義内容や演説内容を洗練するために削る時、いつもこの言葉を言っていました。)
人間万事塞翁(さいおう)が馬・禍福(かふく)は糾(あざな)える縄の如し
(不幸が訪れた際に、きっといいことがあると信じるための言葉)
良薬は口に苦し
(苦い漢方を飲むときに自分を慰めるために使っています。本当は「良薬」は「自分への忠告」などをさすんですけどね)
リズムが好きな慣用表現
帯に短し たすきに長し
(コードの長さとか、ありますよね。)
過ぎたるは猶(なお)及ばざるが如し
(響きがカッコいいですよね。)
飛んで火に入る夏の虫
(マンガか何かでも読んで印象的でした)
水を得た魚(うお)
(読みたかった本を読んでいるときの自分はコレだと感じていました)
喉から手が出る
(想像すると面白くて好きでしたw)
噂をすれば影が差す
(「ことわざの通りだ!」と何度も感激した語)
骨折り損のくたびれもうけ
(「くらびれ」を「もうけ」と表現する皮肉が面白いですよね)
その他
三人寄れば文殊(もんじゅ)の知恵
(何度も実感してきました!知恵を出し合う場って大好きです。)
寝る子は育つ
(寝たいときの言い訳にしていましたw)
五十歩百歩
(「だって誰々も~」みたいな言い訳をしたくなったときに、我ながら五十歩百歩だなと思っていました。)
知らぬが仏
(「あの子があなたの悪口を言ってたよ」などの告げ口はしない方がいいと思っています。そういう「敢えて教えない方が、傷つけなくていいかも」という状況の時に、思い浮かべていました)
まとめ
いろんな慣用表現を書き連ねていって気づいたのですが、
勇気をもらえていたことが多いんだなって思いました💕
社会人になってからは私が尊敬している
「人は挑戦して汗や涙を流すことで器が広がる」という言葉に
たくさん背中を押してもらえまして、
今では何かに挑戦しつづけないではいられない身体です。
(まるで「止まったら死ぬ」と言われるマグロみたいですw)
皆さんの好きな慣用表現は何ですか?
もしよろしければ、コメント欄にお書きください♪