優しくて大好きな、おじいちゃん♡

今日は、エッセイです。

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優しくて大好きな、私たちのおじいちゃんラブラブ
いつも笑顔で朗らかだけど、もう82歳。
心臓の手術、がんの手術もしたことがあるので、私は心配ですアセアセ
そんなおじいちゃんが大事にしていることは、友人に会いに行くこと
飛行機✈️に乗って、船⚓️に乗って、はるばる海外にも会いに行くと、とっても喜んで貰えます✨
先日も、おじいちゃんは「涙を流して、喜んでくれたよ。若い頃に世話になったお礼を伝えてきたよ」と微笑んで話してくれました。
若い頃からの友情を大切にしていて、とっても素敵だなぁと感じますラブラブ
おばあちゃんも必ず、その旅に連れ添います♡いつも仲良し(≧∇≦)
私もおばあちゃんになったら、そんな仲良し老夫婦でいたいなって、密かに夢✨に描いています。
 
でも、おじいちゃんはまだ引退していなくて、徹夜で三日三晩働くことも。。。元日は朝四時から働いてるし。。。
いやいや働き過ぎでしょうアセアセ
若いうちらでも体力がもたないよと、止めたくなります。仕事に熱心なのは尊敬するけどね♡
 
実は、おじいちゃんは長〜い歴史を持つ、老舗で由緒正しい会社の社長✨なんです。
全然偉そうにしないから、一見すると、そんな風に見えないけどねー。
「後継者も育ってきているし、そろそろ引き継いだら?」なんて声も聞こえます。
でも、先代もなかなか引き継げず、亡くなると同時に引き継ぐことになったらしいから、タイミングって難しいのかなぁ。。
ある日、おじいちゃんは「話がある」と言って、親戚一同と部下達を集めました。
 
こんなこと初めて‼️
私たちは、いったい何だろうと興味津々で集まりました。
息を飲んで、じっと待っていると、
おじいちゃんは
「私はこれまで、全身全霊で働いてきたが、もう十分に役目を果たせる身体ではなくなってきた。みんなの為にも、引退したい。
 
我が社の規定には、副社長を決めて、分担する方法もある。しかし、それだと中途半端に最期まで働くことになってしまう」
と、引退宣言でした。
一同がざわめく中、私はホッと安心。
そうだよね。そろそろ身体を大事にしてもらいたい。
 
おじいちゃんが立ち去り、私も帰ろうと思って歩いていきました。すると喫煙所で、おじいちゃんの会社の人達がたむろっていて、声が聞こえました。
「あんな誤解を与える発言してはダメだろ。あの人に軽率に発言させる場を与えちゃいけなかったんだ。一部分担させて、まだ職務を続けてもらわねば。」
「“しかし”以降の発言は、どちらとも取れるのではないか。」
「体調のためなら、旅に行くのを止めればいいじゃないか。職務を第一にして貰わないと。」
夫人が悪影響を及ぼしたんじゃないか。」
…聞いてはいけない声を聞いてしまった気がして、びっくり。
それは、日ごろおじいちゃんを慕っているように見えた、年配の人達でした。
以前、おじいちゃんの人柄を尊敬しているように言ってたのに、いざという時にあんなに否定するなんて。。。
私よりも会社のために長年働いて下さっている方なので、「有り難い存在だなぁ」と思っていたけど、思っていたけど、「これがオトナなのかなぁ」と、複雑な気持ちになりましたもやもや
すると、会社のお局さんと言われている女性がツカツカツカと歩いてきて、彼らをキッと睨みつけて言いました。
「不届き者!あなた方は、何様のつもりですか?あの方のおかげで暮らせているのではないですか?」
その迫力に、北条政子が「頼朝公の御恩を忘れたのか⁈」と演説したときはこんな感じだったのかなと思っちゃいました。
…沈黙の空気が流れる。
私は居たたまれなくなり、下を向いてその場を離れました。そして、誰もいない場所まで来ると、涙がこぼれてしまいました
大好きなおじいちゃん。
味方のように見えていた人達も、あんな風に理解が無いなんて、悲しいね。
 
私も味方をしたいけれど、あんな勇気は無い。このまま何も言えずに、時間だけが経つ気がするけれど、それで良いのかな。。。
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さて、急に謎な物語を書いたとお思いでしょうが、どうでしょう?
少しは共感していただけました?
おじいちゃんというのは、比喩です。
大変畏れ多いのですが、天皇陛下のことを勝手にお慕い申し上げて、おじいちゃんと書かせていただきました。
8月8日にビデオメッセージを発表された天皇陛下に対して、様々な方の意見を伺って、物語にしました。
三日三晩働く、というのは天皇陛下の祭祀で三日三晩寝れないものがあると伺いましたので、そのことを指しています。元旦の朝四時からは、「四方拝(しほうはい)」という祭祀のことです。
個人的には、この度、異例中の異例である玉音放送をされたのですから、天皇陛下の臣下である我らは、十七条憲法にあります「承詔必謹(しょうしょうひっきん)※」のとおり、ご譲位は「当たり前」でしょう!!
…と言いたいところですが、この感覚はなかなか伝わらないですよねアセアセ
※「詔(みことのり)を承りては必ず謹め」、つまり、「畏れ多くも天皇陛下のお言葉を頂戴したら、必ず謹んでお受けしなければならない」という意味です。
なので、誰もが共感できる「尊敬しているおじいちゃんの望みを尊重して、引退を希望されるなら、その望みを叶えられるようにして差し上げたい」という想いを書きました。
大好きな祖父の願いを叶えたく
自分にできること見つけたし
 
稚拙な文章を読んで下さいまして、ありがとうございました。
今日も一日、あなたがイキイキと生きられることをお祈り申し上げます✨

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