言の葉に織り込まれた想い
昨夜、私の尊敬している方が、和歌を朗詠されました。
祝詞やお能を学ばれている方なので、朗詠の声も素晴らしかったです。
祝詞やお能を学ばれている方なので、朗詠の声も素晴らしかったです。
その歌は
くにまもり力蓄え強くなり
世の波風を収むる國へ
くにまもり力蓄え強くなり
世の波風を収むる國へ
という歌でした。
※音で聞きましたので、表記は仮です。
※音で聞きましたので、表記は仮です。
私がとくに感動したのは「波風」というキーワード。
これ、何を指しているかわかりますか?!
これ、何を指しているかわかりますか?!
恐らく、昭和天皇も開戦前に引用された明治天皇の御製「四方の海みな同胞と思う世になど波風の立ちさわぐらん」から取っていらっしゃるのだろうなと推察しました。
このように、先人の和歌の一部を引用することを「本歌取り」と言われます。
和歌の魅力の1つです。先人の和歌の言葉を引用する技法のことを言います。
先生に対する尊敬のこころも伝わります。
和歌の魅力の1つです。先人の和歌の言葉を引用する技法のことを言います。
先生に対する尊敬のこころも伝わります。
特攻隊員の方の辞世の句に、万葉集第20巻(防人の歌)の句が引用されているものを見つけた際など、大変感動しますよ。
具体的な例は以前書きましたので、こちらのブログをご覧ください。
具体的な例は以前書きましたので、こちらのブログをご覧ください。
和歌のなか盛り込む想ひ先人の
創りしうたの言の葉入る
創りしうたの言の葉入る
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 今日も一日、あなたがイキイキと生きられることをお祈り申し上げます✨