茶掛の禅語【6月】一雨普潤周沙界

梅雨の時期に、雨に対して「恵みの雨だなあ」と前向きにとらえることができる禅語と出会いました。

お茶のお稽古に伺ったところ、
掛けてくださっていた禅語です。

元の語/振り仮名・送り仮名と返り点を追加/書き下し文

口語訳!

ひと雨が天下を広大に潤して、
(インドのガンジス河にある砂のように)
無数の世界にすべて行き届く。

禅語を味わう

では、雨って、何の喩えでしょう?

やはり、御仏(みほとけ)の慈悲ではないでしょうか。

どんな人も御仏は見捨てずに、
見守ってくださっている。

そして、正しい方向に導いて下さる。

雨の一粒一粒に、
誰かを癒そうとしたり、
誰かを諭そうとしたり、
そんな意味が込められているのかもしれません。

 

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

今日も一日、あなたがイキイキと生きられることをお祈り申し上げます✨

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