お茶菓子~12月~

ご機嫌よろしゅうございます。
茶道のお稽古のお菓子選定、
12月の「選定理由」を考えました。

せっかくなので、ブログにも残しておきます。

1.枯野

松尾芭蕉が最後に詠んだこちらの俳句が有名です。
旅に病(や)んで
夢は枯野を
かけ廻(めぐ)
※結句は「かけまわる」という説もございます。

病床の芭蕉が、空想の中で、元気に枯野を駆け回っているのが目に浮かびます。
童心を感じさせる句です。
寒くて寂しさを感じる季節ですが、この句を思い出すと元気いっぱいに楽しみたい気持ちが湧いてきます。

また、茶道の先生から「侘びていく風情にぴったりですね」という御言葉を頂戴しました。
確かに、閑寂さや質素な趣を楽しむ「侘び」ですね。

東京の九段下にあるほ宝来屋さんの「枯野」。
見た目も大変趣深いですし、美味しかったです。

 

2.万作

豊作を願っているのでしょうか。
「まんさく」という名のお菓子も見かけました。

「まんさく」に関しては上皇后陛下の御歌がありましたので、別ページにまとめました。

上皇后陛下の御歌(和歌)
おほかたの枯葉は枝に残りつつ 今日まんさくの花ひとつ咲く

以上でございます。
皆さまの参考になりましたら幸いです。

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