(3)志のある護国神社 その2
皆様おはようございます! 和歌を愛する平井仁子(きみこ)です。
(3)志のある護国神社
の続きです。
鹿児島縣護国神社のことです。
昨日、
鹿児島護国神社と書いていましたが
鹿児島縣護国神社の誤りでした。
縣は県の旧字体です。
さて、こちらの神社で思わず涙してしまったので、ご紹介します。
それは、宝物殿?にありました、こちらです。
鹿児島県出身の回天搭乗員、川久保輝夫少佐が母校である山下国民学校の児童たちに贈った和歌です。
※回天とは、人間魚雷とも呼ばれた海の特攻兵器です。黒木博司少佐が創設されました。
詳しくは以前の記事(リンクはこちら)をご覧ください。
良く学び良く遊べかし後の日の
皇國を護らん山下健児よ
(山下国民学校の健やかな子供達よ。私は君たちのために命を捧げる。だから後は頼んだ。よく学んで、よく遊んで、皇国を護ってくれよ。 ※意訳)
この川久保少佐について調べてみると、こんなエピソードもありました。
潜水艦に乗って回天隊員4名が特攻場所に向かう途中、海軍軍人8名が漂流しているのを見つけました。
なんと32日もいかだに乗ったまま漂流を続けていたそうです。
川久保少佐は艦長に頼みます。
「オジさん、頼むからあの8人を助けてやってくれ。我々4人は後十幾日で確実に死ぬんだ。4人の代わりに8人が代って生還するのはめでたい。着る物は我々のものをやってください」
交戦中なのでリスクはあったのですが、艦長は決断し、8人の漂流者を収容したそうです。
川久保少佐の言葉に、艦長は心動かされたのでしょうね。
川久保少佐の辞世の句もインターネットにありました。
菊水の 鉢巻固く 太平洋
聖戦(おおみいくさ)に 散るぞうれしき
(楠木正成のように忠孝を尽くす意志を固く抱いて、太平洋に向かっている。皇国の大切な戦に貢献できることが嬉しい。 ※意訳)
川久保少佐の想い、受け継ぎたいです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 今日も一日、あなたがイキイキと生きられることをお祈り申し上げます✨