百人一首：このたびは幣も取りあへず手向山 紅葉の錦神のまにまに
皆様おはようございます
↑ちなみにカナダで撮ったカエデ。紅葉ではありませんｗ
唱歌と和歌を繋げて味わおう！のコーナー第三弾。
唱歌「紅葉」
秋の夕日に 照る山紅葉～
ご存じですか？！
今回は特に、二番の歌詞にご注目ください。
今回は特に、二番の歌詞にご注目ください。
渓（たに）の流れに 散り浮く紅葉
波に揺られて 離れて寄って
赤や黄色の 色さまざまに
水の上にも 織る錦
紅葉を「錦」と喩えていますよね！
百人一首のこの和歌を思い出しません？！
このたびは
幣（ぬさ）も取りあへず
手向山（たむけやま）
紅葉（もみぢ）の錦
神のまにまに
幣（ぬさ）も取りあへず
手向山（たむけやま）
紅葉（もみぢ）の錦
神のまにまに
２つの解釈
訳１：この度の旅は、（紅葉のあまりの美しさに）お供え物も（見劣りして）捧げることができない。さしあたって、この錦のように美しい紅葉の絨毯を神様の意のままにお受け取り下さい。
訳２：この度の旅は、お供え物も持たずに向かいました。さしあたって、この錦のように美しい紅葉の絨毯を神様の意のままにお受け取り下さい。
訳２の解釈が主流だと思いますが、私は訳１の解釈が好きです♪
訳１だと単なるおっちょこちょいですが、
訳２だと謙虚さがあるとともに、紅葉の美しさが際立ちます。
訳２だと謙虚さがあるとともに、紅葉の美しさが際立ちます。
３１音口語訳
用意した
錦が見劣り
するほどだ。
紅葉の錦を
神様どうぞ。
紅葉が綺麗だと、錦みたいですよねー。いつか手向山に紅葉を見に行ってみたいです。
ちなみにこの和歌の作者は菅家、つまり菅原道真です。
学問の神様、天神様で有名な方ですが、こんな素敵な和歌も詠まれているんですね。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
今日も一日、あなたがイキイキと生きられることをお祈り申し上げます✨
