島津 忠良(道歌・教訓歌)いにしへの道を聞いても唱えても 我が行ないにせずば甲斐なし
薩摩藩(今の鹿児島県)の島津 忠良が作った「日新公いろは歌」。
現代にも通じる教えがたくさん入っています。
いにしへの
道を聞いても
唱えても
我が行ひに
せずば甲斐なし
島津 忠良
現代語訳
昔の立派な教えを聞いても口に出しても、自分の行いにしないと無駄だ。
古典文法・古文単語解説
せずば
しなければ。
サ変動詞「す」の未然形+打消の助動詞「ず」の連用形+係助詞「は」。
※接続助詞「ば」とする説もある。
甲斐
❶効果、効き目。❷価値、値打ち。
31音(おん)口語訳
先人の
教えを聞いても
唱えても
実行しなきゃ
無駄になっちゃう
和歌を味わう
「日新公いろは歌」の第一首目。
普遍的な教えですね。
本当に、教訓というものは頭でわかっているだけでは意味がないですね。
実行していくことが大事だと、気づかされます。
鹿児島県にはこの「日新公いろは歌」の石碑がたくさんある場所があります。
旅行に行った際の写真はこちらのページの記事にあります。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
今日も一日、あなたがイキイキと生きられることをお祈り申し上げます✨